以前買った本が出てきたので、少しまとめます。
ちなみに私はパニック障害の治療に漢方薬を飲んだことはなく、いろいろな人に勧められましたが、結局処方してくれる医師には出会えませんでした。
ただ、月経前症候群の治療に飲んでいたことはあります。
効果があったかどうかは・・・・・・正直、わかりません。
普段、私たちが病院・医師・医学という場合の医学とは、西洋医学ですよね。
現代ですと、体に不調が起きた場合には、ほとんどの方が西洋医学の病院に行くのではないでしょうか。
もちろん、違う方もいます。
私の知人にも、風邪になった場合にも西洋医学の病院ではなく整体に行くという人がいます。
西洋医学と東洋医学の違いは、
西洋医学は健康状態を数値で測る医学なんですよね。
私は肺炎で死にそうになった経験があるのですが、最初に行った病院で「異常なし!」と判断されたのは、炎症があると増えるはずの白血球の数値が異常ではないからという理由でした。
これに比べ、東洋医学は体を全体として診ます。
また、病気になる前の未病のうちに体の調子を整えることで、病気になりにくい体をつくっていくのが東洋医学の目的です。
どちらが良い・どちらが悪いということではなくて、
それぞれの長所と短所を自分の健康管理にうまく利用したら良いと思います。
東洋医学が好きな方からは何かと批判される西洋医学ですが、救急や怪我の場合には本当に必要な医学ですし、新生児医療にも必要な医学だと思います。
ただ、西洋医学では治らないのではないか?と思われるような病気も昨今は増えているように思いますので、予防医学なんていう言葉もありますが、東洋医学の考え方を取り入れて健康管理をすることも大事なことでしょう。
漢方薬のことだけではなくて、東洋医学の健康の捉え方はとても興味深いですし、パニック障害やうつ・自律神経失調症の方には非常に役立つものだと思います。
漢方ではパニック障害を、「気」や「血」の異常からくると考えるそうです。
東洋医学は奥が深く、なかなか面白いですよ。
次回は、8月26日(月)18時更新です。
パニック障害と低血糖には何か関係はあるのではないか?ということで、少し調べていたりしますが、
実際、みなさん、診断名よりもパニック発作が起きないことのほうが重要ではないでしょうか。
パニック発作の症状と低血糖の症状が似ているというのもありますし、
Twitterのフォロワーさんで、病院の医師に「本当は低血糖なのに、パニック障害と誤診されている人が多い」と言われたという話を聞いたからです。
以前書いた記事は、こちら→パニック障害と低血糖
電車に乗る時・歯医者に行く時・パニック発作が起こりそうな時におすすめグッズで、
第1位で紹介している「バッチフラワー レスキュー・レメディ」ですが、ホメオパシーという、同種療法・同毒療法・同病療法で用いられます。
このホメオパシーというのは、数年前、乳児の死亡事件が起こり社会問題にもなりました。
このレメディですが、ただの砂糖玉ではないか!という論もあるそうで、プラセボ効果しかない!という説もあります。
レメディは飴タイプもあるのですが、私の紹介しているレメディはシロップタイプで、かなり濃縮されたタイプです。
私もなんとなく、これ、ただの砂糖水じゃないかな? と思った時がありますが、
自分では作れないくらい濃縮されているのと、パニック障害と低血糖の関係を考えると、砂糖水でも十分良いわけです。
そして何より、携帯に便利なので、外出時に多いパニック発作にはピッタリです。
パニック障害と低血糖の関係ははっきりしませんが、
調子が悪くなった時に、甘いものを少し摂取すると落ち着くというのは、やはり少し低血糖ぎみなのかもしれません。
何事も試してみなくてはわかりませんので、一度、パニック発作が起きそうな時に試してみてもらいたいものの一つです。
バッチフラワー・レスキューレメディ レビュー
次回は、8月19日(月)18時更新です。
パニック障害の闘病中、私がよく聞いた言葉は、
「慢性の体調不良には、漢方薬」 というものでした。
「西洋薬よりも漢方薬のほうが効き目が穏やかだから、慢性の体調不良には良いよ」といろんな知人に言われました。
当時通院していた精神科でも「漢方薬はないですか?」と聞いたことはありますが、どこの医師も処方はしてくれませんでした。
ただ、月経前症候群で通っていた産婦人科では、漢方を処方してくれて飲んでいた時期もあります。
その後、代替療法としてアロマに興味を持ち、アロマの勉強をしたりしたのですが、
ヨーロッパでは、病院がアロマを処方したり薬局に薬として売っていたりもするそうです。
ただ、今、こうして思いますと、
漢方薬もアロマも、やはり、毎日使うものではないな・・・と思います。
頓服といいますか、具合の悪い時だけ使う。
これが1番自然で、1番体にも良いのではないかと思います。
漢方薬といえば中国ですが、中国には昔から薬食同源思想という考え方があります。
医食同源と同じ意味ですが、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し治療しようとする考え方のことを言います。
古代中国では、医師を4つのランクに分けていて、
最高位が、食医。次が、疾医(今の内科系医師)。次は、瘍医(今の外科系医師)。4番目が、獣医でした。
皇帝も病気になった時だけ疾医から漢方薬などを処方されて飲み、それ以外の時は、疾医より位の高い食医が皇帝の食を管理していました。
当たり前ですよね。
どんなに素晴らしい皇帝であっても、食事に毒を盛られれば死んでしまいます。
食事を提供するということは、そのくらい責任の伴う重要な仕事です。
パニック障害を克服するために、やるべきことは何ですか? と聞かれれば、
とにかく、食の改善!と答えていますが、
これ以外に方法はないのではないか?と思います。
「食」と一言で言っても、ものすごく幅広いですし、日々忙しいですし、何から手をつけて良いかわからないとは思いますが、
何から手をつけたら良いかわからないから、何もしないというのは絶対に良くありません。
パニック障害の方なら、まずは、コーヒーをやめることです。
やめれないのなら、飲む頻度を減らすことです。
うつの方なら、白砂糖をやめてみましょう!
もちろん、100%やめることは難しいので、意識して減らす程度で良いんです。
私だって、コンビニ弁当を食べる時もありますし、ジャンクフードを食べる時もあります。
ただ、少しだけ、少しだけ意識するだけでも、積み重なると体は変わります。
そして不思議なことに、段々と不健康な食べ物は体が受け付けないようになってきます。
食べたい気持ちにならなくなってきます。
少しずつで良いですから、実践してみてほしいんです。
薬を毎日飲むよりも、長い目で見れば、確実に効果はあると思います。
次回は、8月12日(月)18時更新です。
SSRIの副作用で恐ろしいことになり、精神薬を止めよう!と決心してから、離脱症状なのか薬が抜けたからかわかりませんが、かなり重度のうつ状態になりました。
朝起きられないのは当たり前ですが、カーテンから漏れてくる光にも耐えられない。
人と5分会話するだけで疲れて起きていられない。
食欲がまったくなく、ごはんも食べられない。
感情がまったくない。
1日中、起き上がれない。
「死にたい!」「死にたい!」という自分の声が頭の中でして、起き上がると自殺してしまうのではないか?と自分でも思う。
などなど。
正直、数年間のパニック障害との闘いよりも、数ヶ月のこの状態のほうが辛かったです。
そんな時、そうなる前に購入した「人はどうして死にたがるのか」という本があったので、どうにか起きていた時に少しずつ読んでみました。
この本は、自分自身もうつを経験した心理カウンセラーの方が自殺予防を第一の目的に書かれた本で、「死にたい!」という気持ちが湧いてくる心のメカニズムを非常にわかりやすく説明してくれています。
図なども入っていて、同じ内容を何度も何度も理解できるように説明してくれますので、1冊しっかり読めば、うつという状態・死にたい!という状態がどういうことなのかということがわかります。
私は、この本の論理を頭に叩き込むことで、心の底から湧き上がってくる「死にたい!」「死にたい!」という声と闘いました。
うつ状態・「死にたい!」と思う状態は、けしてあなたが弱いからではなく、人間として生きるための正常な反応なのです。
ただ、普通は正常に働くべきその反応が、誤作動してしまっているのです。
自分を責める必要は、まったくありません。
うつ状態の方・死にたい!とすぐに思ってしまう方・うつと闘うご家族がいる方・・・そうした方々に、ぜひ読んでみてほしい本です。
これから、もし、またうつ状態になることがあったら、私は真っ先にこの本を読むつもりです。
うつが本当にひどい時は、本など読む気力がないのはわかります。
それでも読んでみて欲しいなと思います。
頭にも心にも元気をくれる本です。
人はどうして死にたがるのか レビュー
次回は、7月15日(月)18時更新です。
先日、
「これまで医師の話を聞いても納得できませんでしたが、未来さんのお話は説得力があります」
というメールを頂きました。
ありがとうございます。
これは別に、私が優れているとか説明が上手いとかそういうことではなくて、医師と私では身につけたものが違うといいますか、経験の質が違うだけのことです。
以前にもTwitterで、
「パニック発作時のこのまま死ぬのではないか!?という感覚が怖いと医師に話したら、経験していないからわからないと言われました」
という@を下さった方もいました。
まぁ、それはそうでしょう。
ある意味、正直な医師だと思います。
私は自分が通っていた病院の医師から、「医者は薬を処方する人」と言われました。
私も病院に通っていた時は、医師が理解してくれない!わかってくれない!ちゃんと伝わってないような気がする!といつも不満に思っていました。
でも、それは、仕方がないことなんですよね。
医師というのは大学で勉強して、国家試験に合格して医師の資格を取得した人であって、治療をしながら病気について勉強をしています。
もちろん、それはとても立派な仕事で、専門的な知識は病気の治療に大変役に立っています。
ただ、パニック障害に苦しんでいる人の気持ちをわかってくれ!とか、パニック発作の恐怖を理解してくれ!とか、そうしたことを医師に要求するのは無理な話です。
目の前でパニック発作を起こされ、パニック発作ってこんなに苦しいものなんだなぁ~と思うことは出来ても、実際にどういう状態になっているかは経験しないとわかりません。
もしかしたら、仕事熱心な医師でしたら、出来れば経験してみたいと思っているかもしれません。
メールやTwitterでも、
「未来さんの言葉は心にすーっと入ってきます」とか「わかってもらえて嬉しいです」などというお返事を頂きますが、
経験とは説得力なんですよね。
自信といっても良いかもしれません。
私もパニック障害の闘病中は、こんな日々が何になるんだろう・・・無駄な時間を過ごしている・・・私の人生は終わった・・・と思っていましたが、
経験から説得力が得られます。
今、パニック障害に苦しんでいる方も、いつかこの経験が何かの役に立つことを信じて・・・前を向いてくれたらと思います。
今は真っ暗な闇の中でも、必ず先には光があります。
次回は、6月24日(月)18時更新です。