「闘病」というと、字のごとく、病気と闘うような気がしますが、
結局は、自分との闘いだったと思います。
病気になった人が弱いとか、そういうことを言うつもりはまったくありませんが、
闘病というのは、弱い自分との闘いかな?と思ったりします。
病気になった最初の頃は、
病気になったら、病院に行く。
病気になったら、薬を飲む。
病気はお医者さんが治してくれる。
これが、当たり前だと思っていましたから、
私がやるべきことは、腕の良い医者を探すことだと思っていました。
でも、それは、違うんですよね。
お医者さんや薬の力を借りながら、
自分で自分の病気と闘っていく。
それが、闘病です。
それに気づくことができれば、治るのは早いと思います。
私の読者の方は若い方が多いので、まだ数年の闘病生活だと思いますが、
本気で闘病して下さい。
本気で病気と向き合えば、
必ず、何か見えてくると思います。
そうやって、少しずつ何かを掴んでいけば、
パニック発作は怖くなくなってきますし、
予期不安も少なくなって、
いつのまにか、パニック発作のことを忘れてしまうでしょう。
1日5分でもかまいません。
本気で病気と向き合いましょう。
パニック障害の人が食べてはいけないモノは何でしょう?
「食べてはいけない」は言いすぎですが、食べないほうが良いものとは??
ズバリ! コーヒーです。
私も闘病当初、まったく知らなかったのですが、ふとしたきっかけで知り驚きました。
というのも、私は大のコーヒー好きで、
ひどい頃は1日13杯~15杯くらい飲んだりしていましたし、
落ち着いてからも、1日2杯(朝・夜)は必ず飲んでいました。
長期的に飲むのが悪いというわけではなくて、
コーヒーを飲んだ後にパニック発作が起きやすいということだそうです。
その情報を知ってからも、怠惰な私は毎日飲んでいたのですが、
ある日、外出先で、バスの時間を待つ間に、喫茶店でアイスコーヒーを飲んだところ、
バスが到着する少し前くらいから、ヤバイ!久々の発作が・・・という状況になったことがあります。
それ以来、
やっぱりコーヒーは止めよう!と思い、止めています。
この話をTwitterでしたところ、
初めてのパニック発作が、コーヒーを飲んだ直後だった!
という人が何人かいました。
また、
大のコーヒー好きです。コーヒーは止められない!
という人も何人かいました。
中には、
「え!? コーヒーってダメなんですか?」
という人もいましたが、
パニック障害 コーヒー で検索すると、いろいろと情報が得られます。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
コーヒーというか、カフェインですね。
1杯分に含まれるカフェイン量が紅茶やお茶よりコーヒーが多いので、注意が必要なのだそうです。
コーヒーが癒しだという方もいらっしゃると思うので・・・、
そういう方は、
外出先では控えるとか、パニック発作が起きると困る日は飲まないなど、工夫してみると良いでしょう。
読者様からのメールです。
>パニックからの回復は「覚醒・アセンション」というように思うんです。
>パニックから回復された方の多くは、
>覚醒したかのように才能を発揮していく方も多いように思います。
とのことです。
覚醒・アセンションの正確な意味がわからなかったので、ちょっと調べてみました。
覚醒の基本的な意味は、目を覚ますこと・目が覚めること・迷いからさめ、過ちに気づくこと。
地道な努力や鍛錬の積み重ねによってではなく、何らかのきっかけによって突発的に潜在能力が引き出される現象。
のことを言うそうで、
きっかけは、強い恐怖や怒り、悲しみ、愛などの感情の変化・自身にはどうすることもできない危機的状況に直面・トラウマを克服する・瀕死状態。
などだそうです。
アセンションというのは、スピリチュアル用語ですかね。
(一応、軽く意味は知っていますが、今回は説明は省きます。)
私は常々、パニック障害を克服したら最強になる!と言っていますが、
それは、そういうことかもしれません。
パニック障害で、皆さんが1番怖いのは「死ぬかもしれない!という恐怖」だと思います。
確かに、めまいがしたり吐き気がしたりするのも不快ですが、怖いわけではありませんよね。
怖い!不安だ!という感情が湧いてくるのは、
やはり、「死ぬかもしれない!」という発想があるからです。
考えてみて下さい。
(実際、死ぬかどうかは関係ありません。)
死ぬかもしれない!という状況になるというのは、ものすごい恐怖です。
例えば、火事とか事故とか、私も何度かヒヤリとした経験はありますが、
あれと同じ状況が、何度も何度も突然襲ってくるわけです。
これは、かなりの恐怖です。
人間にとって、「死」というものほど怖いものはありません。
おそらく、不安や恐怖といったマイナスの感情は、
そもそもは「死」というものから発生しているのだと思います。
例えば、どうしてライオンが怖いのでしょう。
吠えるから。追いかけてくるから。咬むから。
突き詰めていけば、咬まれて死ぬかもしれないから。ですよね。
そうしたことを日常的に、それも何年間も経験していれば、
克服した時には、相当強くなっていてもおかしくはありません。
上記の覚醒のきっかけで、
強い恐怖・自身にはどうすることもできない危機的状況に直面・トラウマを克服する・瀕死状態。
とありましたが、
まさに、パニック発作なんですよね。
トラウマを克服する。というのが、
パニック発作を克服する。予期不安を克服する。と同じだと思います。
「死」の恐怖から逃げずに対峙して、それを克服できたのなら、
それは、覚醒したような状態になってもまったくおかしい話ではないと思います。
だから私は、
パニック障害の方には、この病気を乗り越えた時に、素晴らしい可能性があるのではないか?
と思っていますし、
間違った処方などで薬漬けになってしまうのは、非常に勿体ないと思っています。
パニック障害の方で、睡眠障害も抱えている方は多いのではないでしょうか?
私もパニック障害の間は、夜、まったく眠れず・・・そのまま朝を迎えるなんてことが
たびたびありました。
今、思い出すと、
初めて心療内科に通い、抗不安薬をもらってからですから、
おかしいといえばおかしいですね。
医師には「副作用で眠くなりますよ」と言われましたが、
最初は、どちらかというと冴えてしまう感じでした。
パニック障害は、脳の神経伝達物質のバランスが乱れて、
自律神経のバランスも乱れることで生じますから、
睡眠も乱れてしまうのは仕方がないように思います。
うつを併発する方も多いと思うのですが、
うつになると、夜眠れないのに朝起きれなかったり、
昼間や夕方に急激に眠くなったり、
また、一度寝ると16時間くらい寝てしまったりと、
睡眠のリズムが狂ってしまいますよね。
私もこうした症状に悩まされ、ずいぶんと思い悩んだのですが、
途中で発想を変え、開き直ったことで少しだけ心が楽になりました。
闘病中、働いていない時期もありましたから、
別に、昼間寝ていても差し障りはありません。
朝起きれなくても、16時間寝てしまっても、特に困ることはないわけです。
そうしたら、別に、寝ててもいいじゃないか!
と発想の転換をしました。
また、夜眠れないのも、
朝、どうしても起きなくてはならない用事もないわけですから、
別に、夜眠れなくてもいいじゃないか!
と開き直り、
眠れない・・・眠れない・・・と布団の中で鬱々とするのなら、
いっそのこと起きてしまって、楽しいことをしたほうが良いだろう!
と思い、
眠れない夜は、起きて、本を読んだりネットをしたりしていました。
あと、これは私も感覚なのですが、
やはり、うつの方いうのは、心が疲れています。
表面的にはわからなくても、心の奥のほうに精神的な疲労が溜まっています。
だから、たくさん寝てしまうのかな。と思いました。
疲れている時は、寝るのが1番です!
体が疲れてヘトヘトの時に、倒れこむように寝てしまう時ってありますよね。
それと同じで、精神がヘトヘトの時も、
まったく起き上がれないということがあってもおかしくありません。
パニック障害の方は、真面目な方が多いですから、
昼間から寝てしまう自分を責めてしまったりする場合もあると思いますが、
足を骨折して走れない人に、「走れ!」なんて言わないですよね。
それと同じです。
疲れている時は、寝て下さい。
それが、疲労回復の1番の方法だと思います。
今年の夏、突然めまいが起きて、急いで病院に行きました。
結局、耳からくるめまいとのことだったのですが、
「暑いと重くなる場合がある」
と、医師に言われました。
パニック障害にも、季節差があるかもしれません。
パニック発作が起こりやすい時期とそうでもない時期。
私はどちらかというと、冬がダメでした。
冬の電車の暖房は、本当に苦手でした。
今思い出しても、冬に倒れた記憶はたくさんありますが、
夏は意外とありません。
うつは春に重くなったり、
5月はうつっぽくなる人が多かったり、
日照時間が短い冬もうつっぽくなるなどと言いますよね。
パニック障害については、とりたててそうした話は聞きませんね。
個人差もあると思いますので、
自分のパニック発作はどんな時に起きやすいのだろう?
と分析してみると良いかもしれません。
悪い時期がわかってしまうと、予期不安が大きくなってしまう・・・。
という方もいるとは思うのですが、
パニック発作を乗り越えるには、
自分のパニック発作を分析するしかないと思います。
電車や歯医者、美容院など、
場所についての分析はたくさんあると思いますので、
季節についても、ぜひ、分析してみましょう!