■内容■
パニック障害とPTSDの治療と回復への道すじをわかりやすく解説。
自分でできるメンタルケア・体験集もあり。
感想
パニック障害に関して、1冊持っていると便利
パニック障害・PTSDの基本的な説明から診断・薬による治療・精神療法・自分でできるメンタルケア・家族として・回復までの体験集がまとめられています。
「パニック障害は治る」「パニック障害は疲労病」という主旨で、とてもわかりやすく解説してくれています。
総合得点
80点
パニック障害の方へ。
説明もわかりやすいですし、イラストや図が優しく、心が癒される本です。
パニック障害と闘うには、まずは病気の基本的な知識が必要です。
自分でできるメンタルケアもたくさん紹介されていますので、闘病に役立つ本となるでしょう。
おすすめの方
・パニック障害の方
・PTSDの方
・ご家族にパニック障害の人がいる方
詳細はこちら
よくわかるパニック障害・PTSD [ 貝谷久宣 ]
労働政策審議会が、企業などに新たに精神障害者の雇用を義務付けることが必要とする意見書をまとめた。という記事を読みました。
躁鬱病・統合失調症・てんかんなどと一緒に、パニック障害も入っていました。
近年、パニック障害は増加しているようで、周りにも少しずつ認知が広がってきたと思います。
パニック障害という病気が多くの人にどういう病気か?ということを知ってもらい、理解してもらうことは、パニック障害の方も生活がしやすくなることだとは思いますが、仕事に関しては、少し思うことがあります。
まず、パニック障害が重症化してしまうと、「また起きたらどうしよう・・・」という予期不安が大きくなり、家から一歩も出られない・お風呂に入れない・美容院に行けないなどの状態に簡単になります。
私は、家から一歩も出られない・美容院に行けないという時期が1年半も続きました。
次に、外に出られるようになっても、スーパーのレジに並んでいられない・渋滞に耐えられない・人込みに耐えられない・電車に乗れないという状態がありますよね。
調子が良いと思って外出しても、コンビニのレジで突然ドキドキしてきて、急いで商品を棚に戻し店から飛び出してきたことなんて何回もあります。
同じパニック障害の人で、そのままカゴを置いて逃げてきたという人もいました。
また、パニック障害になる方は真面目で完璧主義の方が多いです。
仕事中にパニック発作が起きることが怖い・・・というよりも、、仕事中にパニック発作が起きて周りに迷惑をかけたらどうしよう・・・など、周りのことを考え、益々不安をつのらせる方もいます。
おそらく、パニック障害を抱えながら働くことが出来ている方はかなり状態は良い方で、
家から出られない・家族がいてくれないとパニック発作が起きるなど、深刻な方もたくさんいるのではないか?と思います。
1番良いのは、重症化する前に病院に行き、治療をしながら仕事を続けることです。
でも、すでに重症化してしまった・治療に専念しているといった方は、余計なことは考えないで、治療に専念したほうが良いと思います。
パニック障害になったという経験は、社会的な立場や仕事上の出世などには役立たないかもしれませんが、
他の面で、あなたの人生を豊かなものにし、また周りの人を豊かにする場合もあります。
少しずつ認知されてきたとはいえ、まだまだマイノリティですよね。。。
ネットがある時代に生きることができて、本当に良かったと思います。
パニック障害の方はコーヒーを飲むのは止めた方が良い!というのは、結構有名な話ですが、
時々Twitterで、「そうなんですか!?」という@を頂くことがあります。
そうなんですよ!!!
カフェインは、脳内のアデノシンという神経伝達物質の働きをストップさせる作用があります。
アデノシンという物質は、パニック発作を引き起こすノルアドレナリンのブレーキ役なので、結果、ノルアドレナリンが過剰に分泌されることで生じるパニック発作が起こってしまう。ということです。
パニック障害の方には、元々コーヒー好きな方が多いようです。
そういう私も、パニック障害になる前は、多い日だと13杯~15杯など飲んでいた時期もありますから・・・。
なるべくしてなった。と言っても過言ではありません。
カフェインを含む飲み物は、他にもウーロン茶・紅茶・ほうじ茶などいろいろとありますが、1杯に含まれるカフェインの量がコーヒーがとても多いので、まずはコーヒーを気をつけましょう!
比較的、エスプレッソやインスタントコーヒーはカフェインの量が少ないそうですから、
どうしても飲みたい場合は、そちらを飲むと良いかもしれません。
昨年、久しぶりに発作が起きそうになったのも、本格的な喫茶店でアイスコーヒーを飲んだ後でしたから、
やはり、コーヒーは止めておいたほうが良いと思います。
第1位 アロマバス
体も温まり、精油の効果も!
体がリラックスすることで、精油の成分も浸透しやすくなる。
アロマバス:アロマ使用法
熱を加えることで精油の成分を拡散
スタンダードな使用法。
リラックスしたい時、就寝前など、部屋で使う場合に。
アロマポット、アロマディフューザー等:アロマ使用法
最も簡単で手軽な方法
アロマテラピー超初心者へ。
外出時のパニック発作対策にも。
ハンカチ、ティッシュに垂らす:アロマ使用法
私はまだ子供はいませんが、子供が出来ると、トイレトレーニングをしなくてはなりませんよね。
産まれたばかりの赤ちゃんは自分で排泄の処理を出来ませんから、オムツをしています。
少し大きくなると、おまるを使ったりして自分で排泄をするトレーニングをします。
最初は失敗しておもらしをしてしまうかもしれません。
でも、そのうち、自分で出来るようになり、トイレで一人で排泄できるようになります。
たぶん、心も同じだと思います。
心の中に排泄したほうがいい汚物があります。
体の中にウンチがない人はいないように、心の中に汚物があることはけして悪いことではありません。
イライラや怒り、不安や悲しみ・・・。
そうしたマイナスの感情が心の中にあることは、けして悪いことではありません。当たり前のことです。
もし、こうしたマイナスの感情が自分の中にあることを悩んでいる方がいたとしたら、
それは、ウンチが出ることを悩んだり・おならが出ることを悩んだりしていることと同じです。
それらが出ることは、何の問題もありません。どちらかといえば、健康の証です。
では、何が問題かと言いますと、適切でない場面で、こうした感情が出てしまうことです。
例えば、1日中、マイナスの感情で心がいっぱいである。イコール、1日中、下痢をしている。
例えば、突然、人込みで激しい不安に襲われる。イコール、突然、人込みで激しい下痢になってしまう。
これは、大変です。
また、他人にイライラや怒り・不安などをぶつけてくる人というのが時々います。
こうした人というのは、前述したトイレトレーニングが出来ていないわけです。心のトイレトレーニング。
他人の前で、イライラや怒り・不安などをけして見せない人がいます。
それは、その人が穏やかな人というよりも、人の見ていない所でちゃんと自分で処理をしているということだと思います。
どんなに美人な人でも、ウンチをしたり下痢をしたりするのと同じです。
赤ちゃんの時は、おしっこでもウンチでも、下痢でも、お母さんが処理してくれます。
幼稚園児だったら、おもらしをしてしまっても、先生が処理してくれるかもしれません。
要は、他人にイライラをぶつけてくる人というのは、赤ちゃんや幼稚園児と一緒ということです。
ただ、体と心は違いますから、20歳くらいではまだ心のトイレトレーニングは完了していない人も多いでしょう。
●パニック障害や心の病の方には、いろいろなパターンの方がいると思います。
・1日中、マイナス感情の方。
・突然、激しい不安に襲われる方。
これらはおそらく病気ですから、治療をして改善すると良いでしょう。
・心のトイレトレーニングが完了していない、時々失敗してしまう方。
こちらは、訓練次第で少しずつ上手になると思います。
失敗してしまっても自分を責めないで、諦めずにチャレンジしましょう!
次が、重要なのですが、
・心のトイレトレーニングが出来ていない、要は、イライラを平気で周りにまき散らす人間が身近にいる方。
こうした人が身近にいると、要は毎日ウンチをもらされたり、投げつけられたりしている状態ですから、自分自身も臭くなってしまいます。
自分のウンチなのか、人のウンチなのか、わけがわからなくなってしまいます。
イライラを周囲にまき散らす人に怯える必要はありません。
あぁ、心のトイレトレーニングがまだ完了していないんだな・・・と思いましょう。
心のトイレトレーニングについては、もう少し勉強して、わかりやすくまとめたいと思います。