薬の長期服用と背中の痛み

パニック障害を克服して約8年。

 

多い時期は、1日50錠以上の薬を服用していた私ですが、薬を止めて約8年になります。

 

 

今は発作が起こることもありませんし、予期不安もありません。

電車をホームで待っている時に、ふと、大丈夫だろうか・・・と思うことはありますが、発作は起きないのですぐ忘れてしまいます。

 

パニック障害が治った後も自律神経失調症の症状はあり、昼夜が逆転してしまっていたり不定愁訴のような体調不良はありますが、それらもだいぶ良くなりました。

 

24時間365日悩まされた吐き気も、ここ1年でまったくなくなり、実に健康に暮らしています。

 

 

 

そんな私が、唯一悩まされているのは・・・・・・背中の痛み。

 

 

毎日ではないですが、頻繁に背中が痛くなります。

 

その都度、いろいろと調べてみたりするのですが、自分ではどれがあてはまるのかわかりません。

 

背中には背骨に沿って交感神経が通っているそうで、パニック障害は交感神経の緊張が招くものですから、やはり交感神経が緊張しているのかな?

 

私は少し猫背ぎみなところがあるので、背骨に負担がかかっているのだろうか?

 

いろいろと考えてみたのですが、あまりピンとくるものがありません。

 

 

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先日、急性胃炎になったことで、胃炎と背中の痛みについて調べてみました。

 

薬の長期服用者には背中が痛い人がいるという情報がありました。

 

 

長期間薬を服用していたことにより胃に負担がかかり、それで背中が痛くなるようです。

 

 

背中の痛みは胃が悪い場合があるそうで・・・。

 

 

 

パニック障害が治った後も背中だけが痛いと思っていましたが、もしかしたら、胃だけがまだ健康ではないのかもしれません。

 

 

一つの症状でも、さまざまな角度から考えてみることが大事ですね。

 

 

次回は、5月6日(月)18時更新です。

 

パニック障害についての統計

パニック障害についての統計というと、いろいろなものがあると思いますが、

先日読んだ本の中で、興味深い統計があったのでご紹介します。

 

 

アメリカの精神科医キャロル・W・バーマンという方のパニック障害100のQ&Aという本なのですが、

長年、精神科医としてパニック障害の患者さんを治療してきた著者が、パニック障害に関わる100の質問に答えるという形の本です。

 

パニック障害に関する基本的な知識・診断・病因・病気の経過・対処法などなど、アメリカと日本の違いはありますが、精神薬についてもいろいろな質問に答えてくれています。

 

 

その中で、

・年間に人口の30~40%は、パニック発作を起こす。

・パニック障害の生涯有病率は、およそ3.5%。

・パニック障害の多くは広場恐怖を経験する。

・正しい治療を受ければ、1ヶ月かそれ以内にパニック発作が消える確率が90%。

という内容がありました。

 

 

著者の出した統計だと思いますが、

年間に30~40%がパニック発作を起こすのに、生涯有病率は3.5%というのは、

パニック発作が起きても、それほど気にせずにそのまま通常の生活を送れる人もたくさんいるということです。

 

 

では、なぜ、パニック発作からパニック障害になってしまうか?というと、

広場恐怖を多くの方が経験するため、予期不安(またパニック発作が起きたらどうしよう・・・という不安)が起きて、悪循環が始まります。

 

*広場恐怖=パニック発作が起こりそうな場所・状況への恐怖。パニック発作が起こった場合、逃げるのが困難な場所・状況への恐怖。

 

ただ、この著者が言うには、

正しい治療を受ければ、1ヶ月かそれ以内にパニック発作が消える確率が90%だそうで、

 

これは少し驚きと言いますか、少し違うようにも思います。

 

 

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常々私は、パニック障害で1番厄介なことは重症化することだと思っています。

 

もしパニック発作が起きたとしても、その症状を怖がらず、また起きたらどうしよう・・・なんて考えずに流すことができたら、それは、ただの体調不良です。

 

 

やはり1番厄介なのは、また起きたらどうしよう・・・という予期不安であり、家にいる時も不安を感じるようになってしまうと、ものすごいストレスですから、益々悪化していってしまいます。

 

 

そうして悪化してしまった方が、生涯有病率のおよそ3.5%の方々で、

おそらく、治療を受けていても、1ヶ月やそれ以内では治っていないと思います。

 

 

 

私は以前住んでいた地域で「パニック障害治療の第一人者」という医師の元に通っていた時期もあり、パニック障害に効くと言われているパキシルを投与されていた時期もありましたが、約1年通っても、まったく良くなりませんでした。 

 

 

統計というのはあくまでも統計であり、

パニック障害という病名は共通かもしれませんが、各々が抱えているストレスや環境、心の強さや体の強さは人それぞれですから、

 

やはり、各自が自分の体と心を治す!という意識が大事だと思います。

 

 

 

パニック障害100のQ&A レビュー

 

 

パニック障害100のQ&A レビュー

 

 

■内容■

精神科医の著者が、なるべく専門用語を使わずに診断・病因・病気の経過・対処戦略や治療など、すべての質問に答える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

 

パニック障害のすべての質問に答えています。

 

パニック障害という病気の基本的な知識から、治療、実践まで、幅広い質問に答えています。
面と向かって医師には聞きづらい質問なども・・・。
例)子供のときにいじめを受けました。大人になった今、これがパニック発作の原因になっていますか?

 

 

総合得点

 

98点

 

パニック障害の方には、本当におすすめ。

薬については、アメリカと日本の違いがありますが、かなり詳しい解説が書かれています。

 

 

おすすめの方

 

・パニック障害の方
・家族がパニック障害で苦しんでいる方
・パニック障害で苦しんでいる大切な方を理解したい方

 

 

詳細はこちら

 

パニック障害100のQ&A [ キャロル・W.バーマン ]

 

 

パニック障害を克服するために必要なこと

先日、

「パニック障害を克服するために未来さんがやったことは努力以外に、考え方を変えたなどしましたか?」

という質問を頂きました。

 

自分の闘病生活を振り返ると、明らかに転換点となった時があります。

 

それは、薬では治らない!と気づいた時です。

 

 

電車や人込みで倒れたり、具合が悪くなる自分の症状が「パニック障害」という病気で、「心療内科か精神科に行き、薬を飲めば治る」と新聞で読んでから、

病院に行き処方された薬を服用していれば、パニック障害は治る!と思っていました。

 

よく、心の病で薬を飲んでいる人を「甘えてる!」「薬に頼っている!」「薬に依存している!」と言って責める人がいますが、本人は、薬に頼っているつもりはなく、薬を飲めば治る!と本当に思っている場合のほうが多いと思います。

 

ですので、腕の良い医師(パニック発作が起きなくなる薬を処方してくれる医師)に出会えば治る!と思っていましたし、

そのために、病院の評判を調べたり、薬のことを調べたりしていました。

 

 

 

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結局、SSRIのルボックスという薬を飲んでいて、ひどい状態になりまして、肺炎になって入院しました。

 

その時の精神科医の態度、内科の医師からの助言により、

薬を飲んでいても、病気は治らないんだ!

ということに気づいてから、私の考え方がまったく変わりました。

 

 

それまでは病院と医師、薬の情報ばかり集めていましたが、それからは体のこと・心のこと・病気のことなどを勉強し始めました。

 

体を冷やしてはダメだ!とか、毒素を排出することが大事!とか、食の改善をするべき!とか。

 

考え方・心のもちようも勉強しましたが、心を変えるよりも、日頃の生活習慣を変えれば心は勝手に変わります。

 

 

やはり、1番は、自然治癒力というものを知ったことが大きかったと思います。

 

自然治癒力・免疫力・自律神経。

 

 

医師や薬ではなくて、病気を治すのは自分なんだ!ということに気づいたことが、パニック障害を克服するために必要なことだったと思います。

 

 

 

パニック障害と妊娠について・・・私の経緯。

妊娠を公表してから、赤ちゃんを希望されているパニック障害の方から質問を頂くことが増えました。

 

妊娠について、私が考えたことを書きたいと思います。

 

 

まず、私がパニック障害を発症したのは19歳・浪人生だった頃です。

その後、重症化しまして、初めて心療内科に行き診断されたのが23歳の春。

そこから、心療内科と精神薬とのお付き合いが始まりました。

 

最初は、パニック発作が辛くて、日常的な体の不調が辛くて、予期不安が辛くて・・・とにかく、この辛さから逃れたい!と思っていましたから、薬を服用することには何のためらいもありませんでした。

薬の知識もまったくありませんでしたし、薬を飲めば治る!と信じていたということもあります。

 

月経前症候群の症状もありましたので、産婦人科にも通い漢方薬を飲んだりもしていたのですが、月経面で不調があると妊娠が難しいのでは?などという発想は、まったくありませんでした。

まだ若かったんだと思います。

妊娠・出産・女性の体というものを、あまりよく理解していませんでした。

 

 

その後、25歳くらいになった頃でしょうか。

やはり女性ですので、結婚・妊娠ということを考えるようになりました。

 

この精神薬を飲んでいて、もし妊娠した場合、赤ちゃんに影響はないのだろうか?

 

その頃はSSRIを飲んでいたのですが、飲んでいる感覚としてかなり強い薬ではないのかな?と思っていました。

 

こうした薬を飲んでいて、果たして、赤ちゃんに本当に影響はないのか?

 

 

処方していた医師と産婦人科の医師に質問してみました。

 

二人共、明確な答えは得られませんでしたが、

精神科の医師からは、「30歳までは出産は無理でしょう。今の状態では、育てられませんよ。母子心中とかしちゃう可能性がありますからね」

産婦人科の医師からは、「妊娠よりも、出産後に自分が子育てができる状態かどうかを考えてみたら」

と言われました。

 

今、こうして書くと、ずいぶんキツイことを言うなぁ~と思いますが、

当時の自分の状態を思い出すと、至極まっとうなことをおっしゃっていたと思います。

 

 

 

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その後さまざまなことを経験して、妊娠とは関係なく、もう薬を飲むのはやめよう!と決意し薬を止めた私ですが、服用するのを止めてからも、体から抜けていないのではないか?という不安が心の中にありました。

 

100%素人の、ただの自分の感覚なのですが、SSRIパキシルとルボックスがかなり強い薬だったのではないか?と思うんです。

 

薬学など専門知識はありませんから、専門的には、このくらいの期間服用していなければ薬の影響はないなどというデータがあるのでしょうが、なんとなく自分としては安心ができませんでした。

 

 

 

また、薬なし・通院なし・パニック発作なしで約8年になるとは言いましても、おととし(2011年)まで、まだまだ日常的に体調が悪く、寝ている時も多かったですし、電車やバス・人込みも極力避けていました。

 

昨年(2012年)の5月に、久しぶりの友人と再会したのですが、その時も私の体調を気づかってもらい家の近くで食事をしたりしましたから、1年前の段階でも、まだ万全ではなかったと思います。

 

妊娠・出産・子育てに対する自信はまったくなく、このまま自分は子供は持てないかもしれないな・・・と昨年(2012年)の5月の段階では思っていましたし、夫もそれでいいと理解を示してくれていました。

 

 

 

今回の妊娠は100%計画的ですので、昨年(2012年)の夏、突然自信が湧いてきたということになりますが、はっきりした理由はありません。

 

ただ、ふと、「もう大丈夫だろう!」と思ったんです。

 

 

パニック障害に関してもそうですが、いつ電車に乗れるようになったのか?とか、なぜ大丈夫と思ったのか?と質問をたくさんされますが、はっきりした理由ってないんですよね。

 

強いていえば、タイミング。

 

 

ある時、ふと、「大丈夫だな。」と思うんです。

 

 

質問を下さる方にもそう答えていますが、

その時(自分のタイミング)が来るまでは、薬に頼りたかったら頼れば良いと思いますし、電車に乗れないなら乗らなければ良いと思います。

 

 

ただ、そこに至るまでに、日常的にいろいろと健康や妊娠に向けて出来ることはやっておいたほうが良いと思います。

 

私は、半身浴を数年間毎日続けて体の中から毒素を排出するように努めましたし、食について勉強し、化学物質は極力摂取しないように食材の選定にもかなり気を使いました。

整体にも通いましたし、アロマ・自律神経・パニック障害・精神薬についても勉強しました。

 

 

きっと、そうした毎日の努力が自分の中で積み重なって、ある日突然「大丈夫!」という自信となり心の中から湧いてくるのだと思います。

 

 

パニック障害の克服も妊娠も健康体を手に入れることが基本だと思いますので、健康になるためにやるべきことを日々やれば良いと思います。

 

具体的な内容は、こちらのブログで少しずつご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

プロフィール

未来@パニック障害を克服!

桜


約15年の闘病生活を経て、

パニック障害・うつ・自律神経失調症克服しました!

薬なし・発作なし・通院なしで、約8年となります。

闘病生活の中で役立った情報を紹介したいと思います。

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