はじめまして。
未来@パニック障害を克服! です。
パニック障害・うつ・自律神経失調症を克服しました。
このブログでは、闘病生活を通して得た情報を紹介していきたいと思います。
97年。
当時19歳だった私は、予備校に向かうバスの中で、突然の吐き気・めまい・動悸・死ぬかもしれない!という恐怖に襲われました。
特に、死ぬかもしれない!という恐怖は、ものすごく怖く、急いでバスを降り、近くのショッピングビルのトイレに駆け込みました。
その日は、風邪でもひいたのだろうか・・・調子が悪いな・・・と思い、帰宅し、大人しく寝ていました。
翌週、
古文の授業を受けていると、突然、後ろにバーン!と倒れそうな感覚に襲われました。
すると、またもや、吐き気・動悸・めまい・死ぬかもしれない!という恐怖・・・。もう、授業の内容なんて頭には入りません。
「死ぬかもしれない!」「死ぬかもしれない!」「死ぬかもしれない!」
そればかりが、頭の中でグルグルして、怖くて怖くてたまらない状態になりました。
それでも、ただ調子が悪いのかな?くらいに思っていたのですが、同じような発作が起きる頻度は日に日に高まっていきました。
そんな状態で、どうにか大学に合格!
98年、春。一人暮らしが始まりました。
が、
希望に胸をふくらましていたのは、わずか1週間・・・。
入学式に向かうために乗った朝の急行電車が、トラブルで途中で止まってしまいました。
少しすると、またもや、吐き気・動悸・めまい・・・死ぬかもしれない!という恐怖・・・・・・。
もうダメだ・・・と思った私は、入学式には参加せず、そのまま一人暮らしのアパートへと帰ってきました。
そこから、私の病院巡りの日々が始まります。
私の大学時代は、体調不良と病院巡りがメインでした。
つづき⇒プロフィール② ~大学生活と発作の日々~
前回は、健康の定義についてお話しました。
今日は、幸せの定義についてお話したいと思います。
パニック障害を克服して、私が手に入れたものは健康と幸せでした。
幸せを手に入れたってことは、結婚したの? 子供ができたの? 玉の輿に乗ったの? 大きな家を建てたの?
幸せほど、よくわからないものはありません。
ちなみに私は、結婚して、もうすぐ子供も産まれますが、それが幸せだとは思っていません。
実際、結婚する数年前にパニック障害が落ち着きましたが、その時から私は幸せでした。
要は、幸せとは心の健康なんです。
自分の中の状態であって、外の状態は関係ありません。
だって、結婚してたって、子供がいたって、お金持ちだって、大きな家に住んでいたって・・・幸せではない人が世の中にはたくさんいるということを、私たちは知っています。
ただ、結婚していたり、子供がいたり、お金持ちだったりすると、自分の心の不幸から目を逸らしやすいということはあります。
病気で朝起きられない、家からも出られない、仕事も出来ない・・・そうした状態だと、嫌でも自分の不幸を感じてしまいます。
でも、一応結婚している、一応子供がいる、一応お金持ちであるという状態は、自分の不幸から目を逸らす手段が山ほどあるわけです。
体を整えて、健康な身体を手に入れたら、心の健康=幸せも手に入ります。
これは、本当です。
心身共に健康という言葉がありますが、心身共に健康だと下らないことは考えなくなるのです。
下らないことというのは、人と自分を比べたり、自分より裕福そうな人を羨んだり・・・という、どうでもいいことです。
今、下らないことを考えてしまうのは仕方がありません。
具合が悪いからです。
体のバランスが整っていないからです。
自分を責める必要はありません。
まずは、体を整えましょう!
体を整えるとは、自律神経を整えることです。
パニック障害の方は、交感神経が緊張しやすいということは何度も言いましたね。
交感神経と副交感神経のバランスがとれるように工夫しましょう。
そうすれば、自然と、幸せは心から湧いてきます。
健康と幸せは同時に手に入れることが出来るのです。
次回は、6月3日(月)18時更新です。
先日、Twitterのフォロワーさんから、
「薬は飲みたくないのですが、何からするべきでしょうか?」
という質問を頂きました。
かなり詳しくお返事をしたので、こちらにもまとめたいと思います。
まず、
パニック障害は、心の病ではなく脳機能障害だという説があります。
セロトニンやノルアドレナリンといった脳内神経伝達物質の量や質がバランスを崩すことによって発症すると言われています。
SSRIという新型抗うつ薬のパキシルがパニック障害に適応すると言われていて、精神科や心療内科に行くと、パキシルを処方される方が多いようです。
従来のベンゾジアゼピン系抗不安薬を処方される方もいます。
その他の療法としては、認知行動療法が効果があると言われています。
これらをふまえた上で、
それでも薬は飲みたくない!という方に、私の闘病経験からのアドバイスをご紹介させて頂きます。
まず、外出時、電車・人込み・歯医者など、パニック発作が起きやすい場所に行く場合は、レスキューレメディまたはアロマの精油をハンカチに1滴垂らして携帯します。
パニック発作が起きそうになった時、それらを使用して発作を落ち着かせます。
アロマ精油は、私のおすすめはラベンダーとオレンジですが、人により合う・合わないがありますので、アロマのお店で店員さんに相談したり実際に香りを嗅いで自分に合う香りを見つけると良いでしょう。
・不安感が強い時におすすめの精油は・・・ベルガモット・クラリセージ・ネロリ・オレンジ・サンダルウッド・イランイラン・シダーウッド・ゼラニウム・フランキンセンス・ラベンダー
また、手軽にできるものとして爪もみ療法というものがありますので、小指の爪の先をマッサージし副交感神経を優位にします。
(パニック発作は交感神経が優位になることで起きるため)
これらについて、詳しい説明はこちら→電車に乗る時・歯医者に行く時・パニック発作が起きそうな時におすすめグッズ
また、日常的に体と心を整える方法としては、
・日光に当たる。
・ウォーキングをする。
・食生活に気をつける。
・発酵食品を食べる。コーヒー、白砂糖は止める。
・化学物質の摂取に気をつける。
・入浴を心がける。
・精神薬以外の薬もなるべく服用しないようにする。
・自然に触れる(森林浴など)
・陰気な人、マイナス思考の人に近づかない。
・パニック発作が起きた時のことではなく、大丈夫だった時のことを意識的に思い出す。
・人間は、いつかは必ず死ぬと腹をくくる。
などなど。
1番のおすすめは、食生活の改善です。
私たちの体は私たちが食べたもので出来ています。
それは、脳も同じです。
パニック発作が辛いと、どうしても、この辛い発作をどうにかしよう!という方向に気持ちが行くと思うので、とりあえず薬で・・・となると思いますが、
抜本的に治したいのなら、日常的に様々なことに取り組むしかないと思います。
時間はかかると思いますが、少しずつ効果は出てくると思います。
詳しい内容や理由に関しては、またこちらのブログで記事を書きたいと思います。