前回は、健康の定義についてお話しました。
今日は、幸せの定義についてお話したいと思います。
パニック障害を克服して、私が手に入れたものは健康と幸せでした。
幸せを手に入れたってことは、結婚したの? 子供ができたの? 玉の輿に乗ったの? 大きな家を建てたの?
幸せほど、よくわからないものはありません。
ちなみに私は、結婚して、もうすぐ子供も産まれますが、それが幸せだとは思っていません。
実際、結婚する数年前にパニック障害が落ち着きましたが、その時から私は幸せでした。
要は、幸せとは心の健康なんです。
自分の中の状態であって、外の状態は関係ありません。
だって、結婚してたって、子供がいたって、お金持ちだって、大きな家に住んでいたって・・・幸せではない人が世の中にはたくさんいるということを、私たちは知っています。
ただ、結婚していたり、子供がいたり、お金持ちだったりすると、自分の心の不幸から目を逸らしやすいということはあります。
病気で朝起きられない、家からも出られない、仕事も出来ない・・・そうした状態だと、嫌でも自分の不幸を感じてしまいます。
でも、一応結婚している、一応子供がいる、一応お金持ちであるという状態は、自分の不幸から目を逸らす手段が山ほどあるわけです。
体を整えて、健康な身体を手に入れたら、心の健康=幸せも手に入ります。
これは、本当です。
心身共に健康という言葉がありますが、心身共に健康だと下らないことは考えなくなるのです。
下らないことというのは、人と自分を比べたり、自分より裕福そうな人を羨んだり・・・という、どうでもいいことです。
今、下らないことを考えてしまうのは仕方がありません。
具合が悪いからです。
体のバランスが整っていないからです。
自分を責める必要はありません。
まずは、体を整えましょう!
体を整えるとは、自律神経を整えることです。
パニック障害の方は、交感神経が緊張しやすいということは何度も言いましたね。
交感神経と副交感神経のバランスがとれるように工夫しましょう。
そうすれば、自然と、幸せは心から湧いてきます。
健康と幸せは同時に手に入れることが出来るのです。
次回は、6月3日(月)18時更新です。