先日、Twitterで、
『病気を悲観的に考える必要はありません。
私もずいぶん悲観して、もう死ぬしかない…などと思っていましたから、
悲観する気持ちはわかります。
でも、要は、考え方なんです。
発想の転換。
同じ事象でも、認知の仕方で現実って変わるんです。
発想の転換です☆』
とツイートしたら、
『治ったから言えるんじゃ?』
というコメントを頂きました。
確かにそうです。
治ったから言える。
ただ、それだけではありません。
私も闘病中、たくさんの方から助言やアドバイスを頂きましたが、
「病気になったことがないから言えるんじゃないか?」
「自分は元気だから言えるんだろう」
「そんなこと言うなら、このパニック障害を経験してみればいい!」
「どうせ、このパニック発作の怖さがわからないでしょ!」
などと思っていました。
そして、どんどん孤独に陥っていきました。
ツイートでも書いてありますが、
私も経験者ですから、
悲観する気持ちはわかります。
パニック発作は本当に怖ろしいですし、
予期不安も厄介です。
外出もななまらず、
このまま人生どうなってしまうんだろう・・・。
不安で不安で仕方ありませんでした。
もう死ぬしかない・・・。
何度も何度も、そう思いました。
でも、
『発想の転換』
なんです。
考え方を変えるしかないんです。
そもそも、
本当に、「病気」というものは、マイナスの経験でしょうか?
パニック発作という恐ろしい経験をすることは、マイナスですか?
パニック障害という病気になったことで、得たものはありませんか?
本当に、マイナスしかありませんか?
私は病気を経験することで、
たくさんの大切なことに気づくことができました。
体や心などについての知識も増えましたし、
薬や医療についての知識も増えました。
自分の体と心の限界がわかりました。
大事な人と大事でない人がわかりました。
すべて、パニック障害になったから、得られたものです。
治ったから言えるんじゃ?
というフォロワーの方の言葉は、
正しいといえば、正しいですが、
間違っているといえば、間違っています。
正確には、
『発想の転換』が出来たから、治った。
のです。
発想の転換が出来てから、
周りの現実が変わり始めました。
見える世界が変わるのです。
それこそ、経験したことがない方には理解するのが難しいかもしれませんが、
発想の転換によって、過去さえも変わるんです。
要は、考え方なんです。
パニック障害になったことは、
絶対に、マイナスではありません。
パニック障害になった経験を、
マイナスにするか、プラスにするかは、
『あなた』なのです。