大学4年になり発作もひどく体調不良もひどくなった私は、一人暮らしは断念して、実家に戻りました。
この状態では、就活もままならない・・・どうしよう・・・と思っていたある日、
ふと読んだ新聞の人生相談に、私の症状とまったく同じ悩みが掲載されていました。
人込みや電車に乗ると、
吐き気・めまい・動悸・死ぬかもしれない!という恐怖に襲われます。
しかし、病院に行っても、体に異常はありません。
最近では、またあの発作が起きるのではないか?と思い、家から出ることも怖くなってしまいました。
まさに、私です!!!
そして、新聞の回答は、
それは、パニック障害という病気です。
心療内科または精神科に行き、抗うつ薬を飲むと治ります。
救いの光が差した。
当時の私は、そう思いました。
原因がわからないまま、いつ起こるかわからない発作に怯えた4年間。
そうか!
これは、パニック障害という病気だったんだ。
そして、
心療内科に行って、薬を飲めば、治るんだ!
そう思った私は、心療内科を探し始めました。
初めての心療内科は、静かで落ち着いた病院でした。
まず、問診票に自分の症状を書き、心理テストに回答し、臨床心理士の方と面談しました。
そして、医師の診察です。
その時の診断名は、「抑うつ神経症」でした。
軽い抗不安薬を2週間分もらい、その日は帰宅しました。
薬を飲めば治る!と思っていた私は、2週間飲めば治ると思っていました。
初めて病院に行った日のことは、忘れません。
医師に説明されたように、家族にも説明しました。
「薬のせいで、たくさん寝てしまうかもしれないけど、これを飲めば治るから大丈夫だよ!」
喜びと期待でいっぱいでした。
これで、普通の生活に戻れる!
昔のように、どこにでも行けるし、何でも出来るようになる!
この時は、まだ、
悪夢のような闘病生活が、ここから数年間も続くとは思ってもみませんでした。