プロフィール・番外編 ~自活への道~

Twitterのフォロワーさんから、
「就活中にパニック障害を発症し、その後、どうやって自活までたどり着いたのか聞かせて下さい!」

という@を頂きました。

 

「就活が出来ないとなると、いくら療養しないといけないといっても、家族や周りの理解が無いと家でも肩身が狭いし追い詰められてしまいます。

他にも同じ時期に、同じような状況になる人がいるかもしれないので、聞かせて下さい」

とのことでした。

 

 

まったく、その通りですね。

 

 

以前、私は「病気の人の仕事は病気を治すことだから、堂々と昼間寝ていて下さい!」と書いたことがあります。

 

これは、私の経験から辿り着いた答えです。

 

 

 

私に初めてパニック発作が起きたのは、予備校に通うバスの中、19歳の夏でしたが、

その後重症化し、大学4年の春、就活中に一歩も家から出られなくなりました。

 

その状態になって初めて心療内科に行ったのですが、その後、約1年半家から出られない日々が続きます。

 

当然、美容院も行けませんから、髪の毛もものすごいことになりました(笑)

 

 

1年半経って、外に出られるようになった私は、すぐにアルバイトを始めました。

 

 

おそらく人間というものは、少しでも元気になると、外に出たい!と思いますし働きたい!と思うのだと思います。

 

1年半家から出られなかった時は、一度たりとも働かなくては・・・と思ったことはないのですが、外に出られるようになったらすぐにそう思うようになりました。

 

 

塾でのアルバイトを週4日始めたのですが、もちろん、パニック発作とヒステリー球を抱えたままのバイトです。

 

常に発作が起きるのではないか?という予期不安、実際のパニック発作。

 

 

結局、パキシルの副作用がひどくなり、アルバイトを続けることが体調的に困難になり辞めてしまいました。

 

 

 

その後、ルボックスを服用中に生死をさまよった経験から、薬を止めよう!と決意するのですが、

その時、闘病というものへの発想を転換しました。

 

 

 

自分としては経済的に自立していないことが後ろめたくて、何かしなくては!働かなくては!と思うのですが、

結局、病気が治らないと家族や周りに迷惑をかけることになるのです。

 

働いていたら、職場の人達にも迷惑がかかる。

 

だったら、まずは闘病に専念して、ちゃんと治してから働くことを考えたほうが良いのではないか?

 

 

実際、大学3年の時のアルバイトもパニック障害が理由で辞めていますし、大人になってからの塾のバイトもパニック障害が原因で辞めています。

 

 

だったら、やはり、パニック障害を治すことが先だろう!と。

 

 

九州

 

 

 

そこからは、働かないということに開き直りました。

 

というのも、

働かなくちゃ!働いていない自分はダメな人間だ・・・、みんな頑張っているのに・・・。

 

そういうことを考えていると、ストレスが抜けないのでなかなか治らないのです。

 

 

自分でも自分の中に溜まってしまっているストレスがどのくらいの量なのかということは感覚としてわかっていましたから、

これを抜かない限り治癒はない。そう思い、まずは、ダラダラすることを自分の仕事としました。

 

 

それが、当時26歳の時でしたから、親の目・近所の目・友達の目、さまざまな目が冷たかったですが、とにかく治したい!の一心でやり通しました。

 

 

実際、「何してんの?」「堕ちるとこまで堕ちたね。」なんて言ってくる友人もいましたが、無視しました。

 

 

パニック障害を治す!

 

それが今の私にとって第一のやるべきことであり、そのためにダラダラしたり昼間寝ていたりするのは、立派な仕事である。

 

そう自分に言い聞かせました。

 

 

 

イヤな思いはたくさんしましたよ。

世間というものは人の事情に理解なんて示してはくれませんし、身近な家族は厄介者のような目で見てきます。

友人だって、離れていく人は離れていきます。

 

 

でも、

 

今、パニック障害を治さなかったら、いつまで経っても普通の生活が手に入らない。。。

 

そう思ったんです。

 

やるしかない。

 

 

結局、26歳で半年くらいダラダラした後、またアルバイトを始めました。

 

 

 

その後は、パニック障害を抱えながら週4日アルバイトをして、バイト以外の時間は病気や健康に関する本を山のように読み、バイト代でさまざまな代替療法を試し、パニック障害と闘いました。

 

 

この頃は、もう、薬は飲まない!精神科には行かない!と決めていましたので、逆に、家族や世間や友人の目は冷たかったです。

 

病院に通っていれば、一応、病人扱いしてもらえますからね。

 

病院に行っていないということは治ったということだ。と思う人は多いです。

 

もう病院に行かなくていいようになったのに、いい歳してフルタイムでは働かず、バイト代は整体やマッサージやアロマなんかに使っているろくでもない娘だ。

 

そういう風に思われていたと思います。家族にも、親戚にも、近所の人にも、友人にも。。。

 

 

 

その後、闘病中の生活を知っている大学時代の彼から、

「家で毎日寝ているだけでもいいから、結婚しよう!」と言われ、結婚しました。

 

 

最初の3年間くらいは、まだ体調が悪く、本当に毎日寝ていました(笑)

 

 

朝、夫を送り出してからまた寝て、夕方18時に起き、夕飯だけ作る。

 

 

パニック発作はほとんどもうなくなっていましたが、予期不安が強かったのと、うつなのか薬の離脱症状なのかわかりませんが、とにかく体が思うようには動きませんでした。

 

 

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夫に対して、よく私なんかと結婚したなぁ~と思うのですが、夫は、

 

「未来は、20代に普通の人が働いているのと同じように、パニック障害という病気と闘っていたんだから、何もしていなかったわけではない。

いつか必ず、その経験と学んだことが、世の中の人の役に立つ時が来るんだから、働けなかったことを恥じることはない。

いつか必ず、社会の役に立つ時が来るんだから」

 

そう言ってくれています。

 

 

私もそう思って、今、このブログを運営しています。

 

 

 

自活へのお話を聞きたいとのことでしたので、完璧に経済的に自立しているわけではないので、参考にならず申し訳ないのですが・・・。

 

 

病気を通して、夫を通して、私が学んだことは、

 

人生は、画一的ではない。みんなと同じことをする必要はない。

 

若い頃は、学校を卒業して、会社に就職して、結婚して、子供を産んで・・・。

 

それが人生だと思っていましたし、そこから外れたら、もう人生は終わりだ・・・と思っていました。

 

 

でも、今、私が思うのは、

 

 

その時、その時、自分に与えられた課題を精一杯に頑張っていれば、道は必ず開く。

 

周りの人から見て、怠けているように見えたりサボっているように見えたりしたとしても、自分にとってそれが努力ならば、それは努力である。

 

そして、

 

一生懸命やっていれば、必ず理解してくれる人は現れるし、応援してくれる人・手を差し伸べてくれる人は現れる。

 

 

 

私を何度も何度も励ましてくれた歌です。

 

根の歌 コーラス・ジャパン

 

 

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