■内容■
最近になって、PMS(月経前症候群)だと思われていた人の一部に、月経前にうつ病のような重い精神症状を起こす方がいることがわかりました。
月経前不快気分障害(PMDD)についての本。
感想
基礎知識から、どうしたら信頼できる医師が探せるか?まで
PMS(月経前症候群)はよく知られていると思いますが、もっと重い精神症状が現れるPMDD(月経前不快気分障害)に関する本です。
医師にもまだあまり知られていないそうで、他の病気(うつ病・躁うつ病・パニック障害・統合失調症など)と間違えられていることも多いそうです。
総合得点
90点
月経前の不調に悩まされている女性へ。
月経前不快気分障害(PMDD)の基本的な説明・月経前症候群(PMS)うつ病との違い・治療法・Q&A・婦人科に行くべきか?精神科に行くべきか?
著者はパニック障害についての本も書いています。
おすすめの方
・月経前の不調に悩まされている女性
・PMS(月経前症候群)の方
・月経前にうつ病のような状態になる方
・パニック障害の方
・うつ病の方
詳細はこちら
月経の前だけうつ病になってしまう女性たち [ 山田和男 ]
実は、私は今、妊娠8か月です。
昨年の秋に、数ヶ月、体調不良を理由にブログの更新をお休みさせて頂きましたが、
妊娠初期で調子が悪く、毎日寝ていました。
パニック障害と妊娠についてですが、
ネットで調べたところ、妊娠中にパニック障害を発症する方もいるようです。
私の場合は、
まだ、パニックで薬も飲んでいた時、月経前症候群の治療で通っていた産婦人科の医師に、
「この薬を飲んでいて、妊娠は大丈夫ですか?」と聞いてみました。
その医師は女性でしたが、
「薬がどうこうというよりも、病気を抱えたまま、出産した後子供を育てられるのかどうか、そちらを考えなさい」
と言われました。
当時25歳くらいだったと思うのですが、
当時の私は、電車もバスも人込みもNGだったので、この状態では到底子育ては無理だ・・・と思いました。
その後、無事、パニック障害を克服し、薬を飲むのも止め、
少しずつ自分の体調に自信がついてきたので、そろそろ・・・という話になりましたが、
実際には、2011年くらいまでは、予期不安が抜けていなかったのでどうしようか・・・と迷っていました。
ただ、あくまでも私の場合ですが、妊娠してからのほうが、はるかに体調が良いです。
女性でパニック障害の方は、月経周期や女性ホルモンについて考慮したほうが良い。と以前も書きましたが、
妊娠したことでホルモンバランスが変わり、体調が良くなったのかもしれません。
が、逆に、妊娠してから発症する方もいるようなので、注意が必要ですね。
以前Twitterで、
「パニック障害を発症し薬も飲んでいるのですが、年齢的なこともあり、妊娠を急いでいます。
どうしたら良いでしょう?」
と質問を頂きました。
その場合、
まずは、通っている病院の先生に、そのことを伝えたほうが良いと思います。
また、心療内科・精神科の医師が「妊娠中でもOK」と言って処方した薬でも、
一応確認として、産婦人科の医師にも確認をとったほうが良いと思います。
また、パニック障害の治療には、精神薬の処方(西洋医学)という方法以外にも、
漢方薬や整体、鍼など、東洋医学もありますので、考えてみると良いでしょう。