今日から4回にわたり、首のこりについてお話したいと思います。
と言いますのも、『首こりは万病のもと』という非常に素晴らしい本を読みましたので、ご紹介させて頂きます。
著者の松井孝嘉医師は、30年以上にわたり自律神経失調症や不定愁訴などの体調不良の患者さん10万人以上の首の治療をし、世界で初めて自律神経失調症の治療法を完成させました。
首のこりが副交感神経の働きを鈍らせ、自律神経失調症の症状を生んでいたことを突き止め、「頚性神経筋症候群」と名づけました。
松井医師の治療により首のこりをとることで、90%~100%という非常に高い確率で完治した疾患は・・・、
緊張性頭痛・めまい・自律神経失調症・うつ状態・パニック障害・ムチウチ・更年期障害・慢性疲労症候群・ドライアイ・多汗症・機能性胃腸症・過敏性腸症候群・機能性食道嚥下障害・血圧不安定症・VDT症候群・ドライマウス
精神科や心療内科、さまざまな科に何年間も通っても治らないという人が、首のこりをとることで治った例もたくさんあるそうです。
●下記の常識は、間違いかもしれません。
・うつの原因は精神的ストレスである。
・長時間デスクワークをしていると、頭痛やコリ、めまいや目の疲れなどを感じるのもストレスのせいだ。
・自律神経失調症もストレスが原因で起こる。
・首の凝りや疲れは、肩こりと同じようなもので、そんなに深刻ではない。
・原因不明の不定愁訴は、病院に行ってもいろんな科をたらい回しにされるだけで、どんな治療を受けても治らない。
・うつや自律神経失調症、パニック障害などになったら、心療内科で治療を受けるのがベストだ。
・うつ症状や自律神経失調症は薬を飲んでつらさをまぎらわすしかなく、根本的に治すことはできない。
また、松久正医師という方も『「首の後ろを押す」と、病気が治る』という本の中で、
首を調整することでパニック障害やうつのような心の病も治すことが出来るとおっしゃっています。
明日は、パニック障害・うつ・自律神経失調症と首のこり【第2回】について、詳しくお話したいと思います。
先日、ツイッターで、
「私たち素人は信じるしかない。 自分では治せないのだから」
という@を頂きました。
精神薬についてです。
確かに信じることというのは重要で、プラシーボ効果なんかもありますから、闇雲に疑うよりも信じたほうが良い場合もあります。
ただ、明らかに副作用の症状が出ているのに信じ続けるというのは危険ですし、その症状を医師が副作用と判断してくれるかわかりません。
これが、精神科治療の難しいところだと思うのですが、例えば、私は最大で1日50錠以上の薬を飲んでいた時期がありました。
その時、ただの肌荒れで皮膚科に行ったのですが、今飲んでいる薬ということで精神科の薬を持って行きました。
すると、その皮膚科の医師に、
「私は専門外なのではっきりはわかりませんが、あなたがこんなにたくさん薬を飲まなくてはならない人には、私にはどうしても見えない。
他の病院を紹介してあげるから、行ってみなさい」
と言われ、他の病院を紹介してくれました。
次の日、紹介された病院に行くと、夕食後2錠だけになりました。
特に悪化することもありませんでしたから、何のために毎日50錠も飲んでいたのかわかりません。
まぁ、離脱症状もありませんでしたから、その点は良かったなと思っています。
1日50錠以上飲んでいたのは、3か月間くらいだったと思います。
パニック障害になり初めて心療内科に通っていた頃の私は、病気は医師が治してくれるものだと思っていました。
専門家である医師が処方した薬を飲んでいれば、病気は治るものだと思っていました。
約4年間の病院巡りとたくさんの医師との出会い、大量の薬、そして自分の気づきから、
今の私は、病気は自分で治すものだと思っています。
もちろん、医師や専門家の力を借りることはあるでしょう。
薬の力を借りる時もあります。
でも、
病気と闘うのは、あなたです!!!
病気を治すのは自分。
それに気づいた時から、本当の闘病が始まるのかなと思います。
私も先に闘い終えた人間として、出来る限り役に立つ情報を発信できたら・・・と思っております。
次回は、5月20日(月)18時更新です。
自律神経・内分泌・免疫の間には、密接な関係があるそうです。
パニック障害を克服するには自律神経を整えることが大事だ!と気づいた私も、その後勉強をすすめることによって、内分泌・免疫を鍛えることも必要ではないか?と思い、いろいろと調べてみました。
ちなみに克服した後、一度だけ行った心療内科で自律神経と内分泌の検査をしてもらったのですが、数値的には異常はありませんでした。
数値的には異常はなくても不調がある場合は、自律神経・内分泌・免疫の関係にも注目すると良いでしょう。
自律神経についてはこちらのブログでも何回かお話していますが、活動・緊張・ストレスを司る交感神経と休息・修復・リラックスの副交感神経で成り立っています。
内分泌とは、簡単にいってしまえば、ホルモンのことですね。
このホルモンというのは非常に微量で作用しまして、ほんの少しホルモンのバランスが崩れるだけで病気になったりします。
なじみがあるのは、甲状腺・副腎・卵巣などでしょうか。
免疫というのは、 「自分と違う異物」を攻撃し、排除しようとする人間の体の防御システムのことです。
一旦ある病原菌に感染するとその病気に対する抵抗力ができ、次からはかかりにくくなることを言うそうです。
自律神経の働きが改善すると内分泌・免疫の働きも向上するそうで、自律神経を整えることは、体全身の働きを向上させるのに非常に重要です。
以前から私は、添加物や保存料は出来るだけ避けたほうが良い・女性の場合は化粧品にも気をつけたほうが良いと書いていますが、
内分泌攪乱物質といって、環境中に存在する化学物質のうち生体にホルモン作用を起こしたり、逆にホルモン作用を阻害するものがありますから、要注意です。
免疫を高めるためには、まずは体を温めることです。
自律神経・内分泌・免疫については、これからもお話することになると思います。