先日、
「これまで医師の話を聞いても納得できませんでしたが、未来さんのお話は説得力があります」
というメールを頂きました。
ありがとうございます。
これは別に、私が優れているとか説明が上手いとかそういうことではなくて、医師と私では身につけたものが違うといいますか、経験の質が違うだけのことです。
以前にもTwitterで、
「パニック発作時のこのまま死ぬのではないか!?という感覚が怖いと医師に話したら、経験していないからわからないと言われました」
という@を下さった方もいました。
まぁ、それはそうでしょう。
ある意味、正直な医師だと思います。
私は自分が通っていた病院の医師から、「医者は薬を処方する人」と言われました。
私も病院に通っていた時は、医師が理解してくれない!わかってくれない!ちゃんと伝わってないような気がする!といつも不満に思っていました。
でも、それは、仕方がないことなんですよね。
医師というのは大学で勉強して、国家試験に合格して医師の資格を取得した人であって、治療をしながら病気について勉強をしています。
もちろん、それはとても立派な仕事で、専門的な知識は病気の治療に大変役に立っています。
ただ、パニック障害に苦しんでいる人の気持ちをわかってくれ!とか、パニック発作の恐怖を理解してくれ!とか、そうしたことを医師に要求するのは無理な話です。
目の前でパニック発作を起こされ、パニック発作ってこんなに苦しいものなんだなぁ~と思うことは出来ても、実際にどういう状態になっているかは経験しないとわかりません。
もしかしたら、仕事熱心な医師でしたら、出来れば経験してみたいと思っているかもしれません。
メールやTwitterでも、
「未来さんの言葉は心にすーっと入ってきます」とか「わかってもらえて嬉しいです」などというお返事を頂きますが、
経験とは説得力なんですよね。
自信といっても良いかもしれません。
私もパニック障害の闘病中は、こんな日々が何になるんだろう・・・無駄な時間を過ごしている・・・私の人生は終わった・・・と思っていましたが、
経験から説得力が得られます。
今、パニック障害に苦しんでいる方も、いつかこの経験が何かの役に立つことを信じて・・・前を向いてくれたらと思います。
今は真っ暗な闇の中でも、必ず先には光があります。
次回は、6月24日(月)18時更新です。