パニック障害の方で、自律神経失調症を併発している方は多いのではないでしょうか。
私がパニック障害を発症したのは、19歳の時でしたが、
1番最初に「自律神経失調症かもしれません」と言われたのは、10歳の時でした。
当時、小学5年生だった私は、ある日給食の後に吐き気に襲われました。
トイレに行くのですが吐けず、保健室に行きましたが解決しない。
そのうち夕食の後も気持ちが悪くなるようになり、ご飯を食べることが怖くなってしまいました。
当時は、内科に行きました。
子供だったからか、胃カメラはやりませんでしたが、いろいろな検査をしても原因がわからず・・・。
女の子なので、「もしかしたら・・・」ということでエコーで妊娠の可能性まで調べたのですが、原因はわかりませんでした。
ただ、女の子の10歳といえば、月経の始まる時期です。
それが理由なのかはわかりませんが、9歳までは活発なスポーツ大好きな子どもだったのですが、突然大人しくスポーツの出来ない子どもになってしまいました。
また、それまでは色黒でクラスの黒んぼ大賞にも選ばれていたくらいだったのですが、突然色白になりました。
そうした明らかな変化があったので、
原因不明の体調不良も、もしかしたらホルモンの変化による症状かもしれない。と思い、「自律神経失調症かも・・・」という医師の言葉はあまり気に留めませんでした。
当時、「自律神経失調症」という言葉が、まだあまりメジャーではなかったということもあります。
また、生活にそれほど支障がなかったため、いつの間にか自分も親も忘れてしまいました。
この、「生活に支障がなかった」というのが、病気には決定的なマイナスとなります。
どんな病気も、悪化すること・慢性化すること・重症化することが1番厄介であり、1番避けたい状態です。
結局私が初めて心療内科に行ったのは、パニック障害が悪化し、もう家から出られない・・・という状態になってから。
要は、生活に支障が出るようになってからですから、いかに人間が問題を先送りにしてしまうかということがわかります。
と言いましても、病院で自律神経の検査をしても異常が出たことは私はありません。
ですので、完璧な自律神経失調症なのではなく、自律神経失調症ぎみということだと思います。 未病と言ってもよいかもしれません。
ただ、自律神経失調症というのは非常に厄介でして、 ある意味では生活習慣病のような面がありますから、手術や薬で治るものではありません。
交感神経と副交感神経のバランスを乱さないようにする。
パニック障害の方は、交感神経が優位になりやすい方が多いと言われています。
ですので、意識して、副交感神経を優位にする。
ぬるめのお風呂に入ったり、気持ちが良いマッサージを受けたり、呼吸法などもあります。
●こちらの爪もみ療法も、自律神経を整えるのには効果的でしょう。