パニック障害の方で、パキシルを処方されている方は多いと思います。
それは、パキシルが適応症としてパニック障害が認められた国内初の薬であることから、パニック障害の方にパキシルを処方する医師が多いことと思われます。
私も一時期、飲んでいました。
このパキシルという薬・・・ネットではたくさんの悪評を読むことが出来ますね。
有名なのは、離脱症状の激しさとシャンビリと呼ばれる頭の中がシャンシャンすることでしょうか。
パキシルを服用して、パニック障害が治った!軽くなった!という方もたくさんいるんだと思います。
ただ、そうした方はわざわざネットに書き込まないでしょうし、私のブログを見に来ることも少ないと思いますので、
この記事は、パキシルを飲んでいるのだけど良くならない・副作用がキツイ・離脱症状がツライ・・・そういう方に向けての記事となります。
薬の詳しい作用や効能については私は医師ではないのでわかりませんので、詳しいことは医師に質問して下さい。
あくまでも、私がお話できるのは私の体験談です。
まず、私がパキシルを処方されたのは、その地域でパニック障害治療の第一人者の医師がいる病院に行ったことでした。
それまで飲んでいた抗不安薬(こちらを処方していたのは、その地域で1番大きな精神病院の元院長だった医師)がベンゾジアゼピン系抗不安薬だったことから常用量依存があるとのことで、依存性のないSSRIに薬を替えたほうが良いとの説明を受けました。
常用量依存とは、その薬を治療効果の期待できる量で最も普通に使われた場合でも依存を起こしてしまうことを言います。医師から処方された通りに服用していても、依存を起こしてしまうということですね。
それは大変だ!ということで、当時(2003年)まだ新しかったSSRI(2000年認可)では依存は生じないということでしたので、パキシルに切り替えました。
服用して2週間で、手のふるえが起こりました。
また、常時ペットボトルを所持していないと耐えられないくらいの喉の渇きが起こりました。
また、手が異常に冷え、常にホッカイロか温かい飲み物のペットボトルを所持していました。
それまでも2年間精神薬を服用していたのですが、初めてその時、「薬の副作用では・・・?」という疑問が頭に浮かんだのですが、親類の医療関係者に聞いたところ「大丈夫」という答えでしたので、そのまま服用を続けました。
また、処方した医師に話したところ、「ベンゾジアゼピン系抗不安薬の離脱症状だ」という説明だったと思います。
とにかく、パニック障害にはパキシルが効くと聞いていましたので、治ることをひたすら願いそのまま服用していると、3か月後くらいには、なんともいえないだるさ・頭痛、そして、変な汗をかくようになりました。
この変な汗と先ほどの喉の渇きは、説明するのが難しいのですが、通常の汗や喉の渇きとは違うのです。
何とも気持ちが悪い。イメージですが、ヌメヌメした感じ(清潔さとはほど遠い)そういう感じでした。
この頃はもう、着替えるのも面倒になっていましたしお風呂に入るのも億劫だったので、夏なのに1週間くらいお風呂に入らなかったような気がします。
とにかくだるくて、起き上がっているのも面倒で、ゴロゴロしていました。
その後、服用して半年くらいでしょうか。
自殺衝動と他殺衝動、暴力性、抑えきれないイライラなど、感情的にすさまじいことになりまして、医師に話すと、「パキシルが合わなそうだ」ということで、他のSSRI(ルボックス)に変更してもらいました。
この自殺衝動と他殺衝動、暴力性というのは、理屈ではなく、体の奥底から湧き上がってきてしまうので本当に危険な状態だったと思います。
自殺願望ではありません。自殺衝動なのです。
当時マンションの6階に住んでいたのですが、下の通りを通る車の音が聞こえるとマンションの窓から飛び降りたくなってしまうのです。
飛び降りたい!という衝動が体の中から湧き上がってきますが、自分の意識は飛び降りたくないため、ベッドにしがみついて耐えました。(起き上がらなければ、飛び降りることはありませんからね)
他殺衝動は、申し訳ないのですが父親に対して芽生え、「同じ家にいると、殺してしまいそうだ」と母親に訴え、一時期別の家に暮らしてもらったこともあります。
その後、あることがきっかけで薬を飲んでも病気は治らない!ということに気づき、薬を止めることにしました。
が、そこからが、本当の地獄でした。
離脱症状というものだと思いますが、
めまい・頭痛・吐き気・手足のしびれ・朝起きられない・夜眠れない。
不安・恐怖・マイナス思考・自殺願望・・・。
そして、シャンビリ。
シャンビリとは、パキシルの離脱症状として有名な症状で、脳の中でシャンシャンビリビリという音がするのです。
私の場合は、それが2週間ほど続きました。
頭の中でシャンシャンシャンという音がして、頭の中がビリビリビリ。
もちろん夜は眠れないし、脳の中から「薬!」「薬!」という声がするので、ベッドにしがみついて耐えました。
頭が割れるような頭痛がした日は、もうこのまま死んだとしても仕方がない!このまま気が狂ってしまっても仕方がない!と覚悟して寝ました。
それでも薬を飲まなかったのは、どうしても精神薬を止めたい!と思ったからです。
本当に死ぬほどつらい離脱症状は、約2週間。
まあまあつらい症状は、その後1ヶ月。
軽い不調は、その後、数年続きました。
正直、病気中の苦しさよりも、薬を飲むのを止めてからの苦しさのほうがつらかったと思います。
精神薬は一度飲むと止められないとよく言われるのは、この離脱症状のつらさに耐えられないからだと思います。本当に、キツイです。
※パキシルが効いた!という方も、もちろんいらっしゃいます。
この記事は、あくまでも私個人の体験です。
薬を止める・止めないは、主治医と相談の上、ご自分でご判断下さい。
私と同じように、パニック障害・うつ・自律神経失調症を経験されて、薬を飲んでも病気は治らない!という結論に至った整体師の方がいます。
パニック障害やうつ・自律神経失調症の本当の原因を突き止め、克服する方法を開発してくれました。
パニック障害・うつ・自律神経失調症を克服する方法についてはこちらの記事にまとめましたので、ぜひお読みください。
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