敵を知り、己を知れば、百戦危うからず という言葉がありますが、
敵の実力を見極め、己の実力を客観的に判断して敵と戦えば、100戦したところで、危機に陥るようなことはない。
という意味だそうです。
これを、パニック障害の闘病に置き換えると、
パニック障害という病気を知り、自分の体・心というものを知れば、100回発作が起きたところで、怖がることはない。
そんな風に置き換えることができると思います。
パニック発作は、どうして起きるのか?
パニック障害に有効と言われている療法は何ですか?
パニック障害の方が摂取しないほうが良いと言われているものは何ですか?
今服用している薬には、どのような副作用があると言われていますか?
これらの質問に、すぐに答えることはできますか?
私は素人だからわかりません。では、済まされません。
なぜかと言えば、
パニック障害と闘うのはあなた!だからです。
パニック障害になっているのは、あなたの体です。
パニック発作が怖いと思うのは、あなたの心です。
医師・カウンセラー・精神薬は、あくまでも補助役。
パニック障害と闘うあなたを手助けしてくれるものです。
まずは、知識の習得に励みましょう!
突然、めまい・吐き気・動悸・発汗・死ぬかもしれないという恐怖に襲われたときは、本当に怖かったことでしょう。
これは一体何だろう?
自分はどうなってしまうんだろうか?
どこか体でも悪いのだろうか?
でも、それが「パニック発作」というものだと知ってからは、少しだけ怖さは減っているはずです。
そして、パニック発作というものが交感神経が過剰に優位になることで生じるということを知れば、
これまた少しだけ、恐怖は減るはずです。
どこか体が悪いわけではない。
死ぬわけではない。とわかりますからね。
そして、交感神経が優位になるということは、自律神経のバランスをとれば良いということがわかれば、
少しずつ、自分がやるべきこともわかってきます。
ただただ突然の発作に怯えていた頃とは、心持ちが全然違います。
こうした基本的な努力をしないで、ただ早く治りたい!早く楽になりたい!と思っていても、なかなか良くはなりません。
パニック障害という病気を知ること。
自分の体と心という仕組みを知ること。
これらは、パニック障害と闘う上で、最低限必要なことだと思います。